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越智敏洋(TOSSいちばん星)
【導入、クイズ】筆記用具の重要性を伝える。
発問1 赤鉛筆と赤ボールペン、学習によいのは赤鉛筆だ。
はい。
「はい」に挙げた方が2割、「いいえ」に挙げた方が2割、分からないと挙げた方が6割くらいであった。
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説明1 はい、が正解です。
赤鉛筆を使うと、濃さの調節ができる、面に色を塗ることができる、
きれいに書くことができる、という利点があります。
また、文部科学省の資料「色覚に関する指導の資料」では、
色覚異常の認められた児童には、採点・添削の際にボールペンやサインペンの細い線は
見えにくく配慮が必要、という記載もあります。
上記のような説明をしたが、「なぜボールペンがよくないか。」についても加えるべきであった。
「ボールペンは分解できます。ペンを分解して手遊びをしてしまいます。学習が苦手な児童ほどです。先生方もそのようなことをしていた経験はありませんか?」など。
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発問2 鉛筆を使っている場合と、シャープペンを使っている場合では、
□を要する児童に大きな差が出る。
すぐに答えが出た。「特別支援」である。
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説明2 シャープペンシルは芯が折れやすいです。芯が折れることで、
「芯を出す」という動作が入ります。ここで集中力が切れます。
取り戻すのに時間がかかるのが特別支援を要する児童です。
また、手は「第二の脳」と言われます。書くという作業は、
複雑な筋肉の働きが要求されるからです。
鉛筆を使うことで脳の前頭前野などが活動することも分かっています。
鉛筆を使う習慣を付けさせたいと言うこともあります。
普段から鉛筆を使用する児童は、毎日筆箱をチェックして持ち物の管理を
きちんとしているということになるので、学力と同じくらい大切な、
基本的な生活習慣を身に付けていると判断することができます。
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